ホンダのフリードは、コンパクトなミニバンとして高い人気を誇る車種です。取り回しの良さと広い室内空間が魅力で、ファミリー層やアウトドアを楽しむ人たちからも支持されています。
しかし、修復歴があるフリードを売却する際、「どのくらい査定額が下がるのか」「少しでも高く売る方法はあるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、修復歴ありのフリードの査定額がどのように決まるのか、減額されるポイントや高く売るためのコツについて詳しく解説します。
修復歴があるフリードの買取査定はどう決まる?
修復歴があるフリードの買取査定額は、修理の内容や車の状態、買取業者ごとの評価基準によって変わります。特に、車の骨格部分(フレーム)にダメージがあった場合や、エアバッグが展開するような大きな事故歴がある場合は、大幅な減額が予想されます。
一方で、軽微な修理で済んでいる場合は、それほど査定額に影響しないこともあります。買取業者ごとの評価基準を理解し、適正な査定を受けることが大切です。
フリード・修復歴ありの査定予想
価格は予測なので、傷や凹み、査定会社によって変動します。
10~210万円
まずはいくつかの買取店に査定をしてみて、傷や凹みがある状態でも高く買ってくれる会社を探すのが良いでしょう。
あくまで予想です。修復の箇所やグレード、年式、時期や地域によっても変動します。
金額を実際に知りたい人は、ネットから査定をしてみるのが良いでしょう。
修復歴の定義とは?
修復歴とは、車の骨格(フレーム)部分に損傷があり、それを修理した履歴のことを指します。例えば、バンパーやドアの交換だけでは修復歴にはなりませんが、フレーム修正やピラー(柱)部分の修理があると「修復歴あり」となります。
修復歴がある車は、中古市場での評価が下がる傾向があり、買取査定額にも影響を与えることがほとんどです。
査定基準に影響するポイント
修復歴ありのフリードの査定額は、以下のようなポイントによって決まります。
1. 修理の内容と範囲
フレーム修正やサスペンション部分の交換があると、大幅な減額の対象になります。逆に、外装のみの修理であれば、査定額への影響は比較的少なめです。
2. 修理のクオリティ
修理が丁寧に行われており、見た目や性能に問題がない場合は、大幅な減額を避けられる可能性があります。しかし、修理の仕上がりが悪い場合は査定額が大きく下がることがあります。
3. 年式と走行距離
新しいフリードや走行距離が短い車は高値がつきやすいですが、修復歴があるとその分減額されやすくなります。
修復歴ありとなしの価格差
修復歴があるフリードと、修復歴がないフリードでは、査定額にどの程度の差が出るのでしょうか?
一般的に、修復歴があると買取価格は20~50%ほど下がると言われています。例えば、修復歴なしのフリードが150万円の査定額だった場合、修復歴ありでは80万~120万円程度に下がる可能性があります。
ただし、修理の程度によっては10~20%の減額で済むこともあります。査定を受ける際には、修復歴の詳細をしっかり説明し、適正な評価をしてもらうことが重要です。
買取業者ごとの査定の違い
修復歴ありのフリードは、買取業者によって査定額が大きく異なることがあります。その理由は、各業者の査定基準や販売ルートが違うためです。
例えば、一般の中古車販売店では修復歴ありの車は敬遠されがちですが、事故車専門の買取業者や海外輸出向けの業者では高値がつくこともあります。そのため、複数の業者で査定を受けることが重要です。
修復歴ありのフリードを売却した人の口コミ体験談
修復歴があるフリードの減額幅はどのくらい?
修復歴がある場合、査定額がどの程度下がるのかを事前に知っておくことで、適正な価格で売却しやすくなります。修復歴の程度や車の状態によって減額幅は異なりますが、一般的な目安を紹介します。
修復歴の程度による減額率
修復歴の程度によって、査定額の減額幅は異なります。
・軽度の修復(バンパーやフェンダーの交換など):10~20%の減額
外装のみの修理で、走行性能や安全性に問題がない場合は、査定額への影響は比較的少なめです。
・中度の修復(サスペンション交換、ドアの交換など):20~40%の減額
走行性能に多少影響がある修理の場合、査定額が下がることがあります。
・重度の修復(フレーム修正、エアバッグ展開あり):40~60%の減額
フレーム修正が行われている場合、大幅な減額が避けられません。
年式・走行距離との関係
フリードの査定額は、年式や走行距離によっても大きく変動します。特に、年式が新しいほど修復歴による減額幅が大きくなる傾向があります。
また、走行距離が長くなるほど査定額は下がりますが、修復歴ありの車の場合は特にその影響が大きくなります。以下の目安を参考にしてください。
・3万km以下:修復歴なしの査定額の70~80%程度
比較的新しく、走行距離が短い場合は、修復歴があっても一定の価値が維持される可能性があります。
・5万km以上:修復歴なしの査定額の50~70%
走行距離が増えると、修復歴の影響で買取価格が低くなることがあります。
人気グレードと減額の関係
フリードには、標準モデルの「G」や「B」だけでなく、「ハイブリッドEX」や「Modulo X」などの特別仕様車もあります。特にハイブリッドモデルは燃費性能が高く、中古市場でも人気があるため、修復歴があっても比較的高値がつく傾向にあります。
しかし、人気グレードほど修復歴による影響を受けやすい点には注意が必要です。理由としては、高価格帯の車ほど購入者が慎重になるため、修復歴があると敬遠される可能性が高くなるからです。そのため、ハイブリッドモデルや特別仕様車は、修復歴なしの状態であれば高値がつきやすいですが、修復歴があると減額幅も大きくなることがあります。
逆に、ベースグレードの「G」や「B」は、もともとの市場価格がそれほど高くないため、修復歴による減額の影響が比較的少ない場合もあります。
市場相場との比較
修復歴ありのフリードを売却する際には、市場相場と比較してどれくらいの価格差があるのかを把握することが大切です。
例えば、市場での相場が150万円のフリードの場合、修復歴があると90万~120万円程度になる可能性があります。買取業者の中には、市場価格と比較して極端に安い査定額を提示するところもあるため、適正な価格で売却するためには複数の査定を受けることが重要です。
修復歴のあるフリードの査定額を左右するポイント
修復歴があるフリードの査定額は、以下のポイントによって大きく変動します。
フレーム修正の有無
フレーム修正が行われた車は、安全性や耐久性に影響を与える可能性があるため、査定額が大幅に下がる傾向にあります。フレーム修正が必要なほどの事故車は、中古市場でも需要が低いため、減額幅が大きくなる可能性があります。
エアバッグの展開履歴
事故の際にエアバッグが展開した車は、大きな衝撃を受けたことが明確であり、修理後の安全性に不安が残るため、査定額が大幅に下がる可能性が高いです。特に、運転席や助手席のエアバッグが作動した場合、修理コストも高くなるため、買取業者の評価も厳しくなります。
交換・修理された部品の種類
修理の際に交換された部品が純正品か社外品かによっても、査定額が変わります。純正品で修理されている場合は、比較的査定額が下がりにくいですが、社外品やリサイクルパーツが使用されている場合は減額の対象になりやすくなります。
修理のクオリティと仕上がり
修復歴があるフリードでも、修理のクオリティが高ければ査定額への影響を最小限に抑えることが可能です。逆に、修理の仕上がりが悪く、塗装のムラやパネルのズレが目立つ場合は、査定額が大きく下がることがあります。
事故修復後のフリードはいくらで売れる?具体的な相場
修復歴のあるフリードの買取価格は、事故の程度や車の状態によって大きく異なります。ここでは、年式や走行距離、地域ごとの相場をもとに、具体的な買取価格の目安を紹介します。
年式・型式別の買取相場
フリードの買取価格は、年式や型式によって異なります。特に、ハイブリッドモデルは燃費性能が良いため市場価値が高く、修復歴があっても比較的高値がつくことがあります。
例えば、2020年式のフリード ハイブリッドが修復歴なしで180万円の査定額だった場合、修復歴があると100万~140万円程度に下がる可能性があります。年式が古くなるほど、修復歴による減額率は小さくなります。
走行距離ごとの買取価格の違い
走行距離が短いほど買取価格は高くなりますが、修復歴がある場合、その影響はより大きくなります。
・3万km以下:修復歴なしの査定額の70~80%程度
比較的新しく、走行距離が短い場合は、修復歴があっても一定の価値が維持される可能性があります。
・5万km以上:修復歴なしの査定額の50~70%
走行距離が増えると、修復歴の影響で買取価格が低くなることがあります。
地域ごとの査定相場
フリードの査定額は、地域によっても異なります。都市部では通勤やファミリーカーとしての需要が高いため、修復歴があっても比較的高値がつくことがあります。一方、地方では軽自動車の方が人気があるため、査定額が低くなる可能性があります。
事故歴ありでも高価買取されるケース
修復歴があっても、以下のような条件に当てはまる場合は高価買取が期待できます。
・人気グレードである
ハイブリッドやModulo Xなどの特別仕様車は、中古市場での需要が高いため、修復歴があっても比較的高く売れることがあります。
・市場に流通が少ない
中古市場に同じ仕様の車が少ない場合、需要が高まり、高価買取につながることがあります。
・修理のクオリティが高い
修理の仕上がりが良く、外観や走行性能に影響が少ない場合は、査定額の減額を最小限に抑えることができます。
修復歴があってもフリードを高く売るコツ
修復歴があるフリードをできるだけ高く売るためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下の方法を実践することで、査定額をアップさせることができます。
修理の詳細を正直に伝える
査定時に修復歴の内容を隠さず伝えることが大切です。修復歴を隠して売却すると、査定後に発覚した際に大幅な減額をされる可能性があります。正直に修理の詳細を伝えた方が、査定士も適正な価格をつけやすくなります。
複数の買取業者に査定を依頼する
1社だけでなく、複数の業者に査定を依頼すると、高額買取の可能性が高くなります。特に、修復歴のある車を専門に扱う業者や、海外市場向けの業者では高値がつくこともあるため、比較検討することが大切です。
専門の事故車買取業者を活用する
一般的な中古車買取店よりも、事故車専門の買取業者の方が修復歴ありの車を適正価格で評価してくれることが多いです。特に、海外市場では日本の中古車が人気のため、輸出ルートを持つ業者に査定を依頼すると、高価買取につながることがあります。
売却のタイミングを見極める
中古車市場の需要が高まる時期に売却することで、高価買取が期待できます。例えば、3月や9月の決算期、ボーナス時期は中古車の需要が高まり、査定額が上がることがあります。また、モデルチェンジの直前は相場が下がりやすい傾向があるため、売却のタイミングを見極めることも重要です。
修復歴ありのフリードを売る際の注意点
修復歴ありのフリードを売却する際には、以下の注意点を押さえておくことが大切です。
修復歴を隠さず申告する
修復歴を隠して売却すると、後々トラブルになる可能性があります。査定時には必ずチェックされるため、正直に申告した方がトラブルを防ぐことができます。
査定額が極端に低い業者に注意
修復歴があるからといって、極端に安い査定額を提示する業者には注意が必要です。相場を把握せずに売却すると、本来の価値よりも大幅に安い価格で買い取られてしまう可能性があります。複数の業者で査定を受けることで、適正な価格での売却が可能になります。
売却時の必要書類を準備する
スムーズに売却を進めるためには、必要書類を事前に準備しておくことが大切です。フリードを売却する際に必要な主な書類は以下のとおりです。
・車検証(自動車検査証)
・自賠責保険証明書
・リサイクル券
・自動車税納税証明書
・印鑑登録証明書(普通車の場合)
書類が不足していると、売却手続きに時間がかかることがあります。事前に準備しておき、スムーズに取引を進めましょう。
リサイクル料金や税金の扱い
フリードを売却する際には、リサイクル料金や自動車税の扱いについても確認しておく必要があります。
リサイクル料金は、すでに支払っている場合は買取価格に含まれることが多いです。また、売却時期によっては自動車税の還付を受けられる可能性があるため、買取業者に確認しておきましょう。
修復歴があるフリードの買取査定と減額は?まとめ
p>修復歴があるフリードの買取査定は、修理の内容や車の状態によって異なります。フレーム修正やエアバッグの展開など、大きなダメージがある場合は減額が大きくなる傾向があります。
しかし、軽微な修理で済んでいる場合や、修理のクオリティが高い場合は、査定額の減額を抑えることができます。さらに、複数の買取業者に査定を依頼し、適正な価格を見極めることで、より高値で売却することが可能です。
フリードはファミリーカーとして人気が高く、中古市場でも需要があるため、修復歴があっても適切な方法で売却すれば、納得のいく価格で手放すことができます。適切な買取業者を選び、スムーズな売却を目指しましょう。