「エンジンのガスケットが抜けたって言われたけど、もう売れないのかな…?」と悩んでいませんか?
実は、ガスケット抜けを起こした車でも“査定ゼロ”になるとは限りません。
確かに、エンジン内部のトラブルは修理費が高く、ディーラーでは「下取り不可」と言われやすいです。
しかし、故障車専門の買取業者や海外ルートを持つ業者なら、エンジン以外の価値をしっかり評価してくれることもあります。
この記事では、ガスケット抜け車の減額相場や査定の現実、そして高く売るためのコツを、実例を交えてわかりやすく解説します。
「修理すべきか」「このまま売るべきか」迷っている方は、ぜひ最後まで読んで判断の参考にしてくださいね。
車を売るときって、つい近くの買取店1社だけで査定してもらって、そのまま決めちゃう人が多いんですよね。
でも実はそれ、けっこう損している可能性があります。
買取店ごとに「得意な車種」や「販売ルート」が違うので、同じ車でも査定額が数万円~50万円以上変わることも普通にあります。
だからこそ 一括査定で複数の業者から見積もりを取るのが、損しない売り方。
手間も少なく、条件の良いところを選ぶだけでOKです。
私も実際にやってみて「こんなに違うの?」と驚きました。
ガスケット抜けの車は売れる?査定での減額幅を解説

ガスケット抜けはエンジン内部の深刻な故障ですが、売却が不可能というわけではありません。
状態次第ではしっかりと査定額がつくケースもあるため、まずはその仕組みと減額の実態を見ていきましょう。
①ガスケット抜けとは?どんな症状が出る?
「ガスケット抜け」とは、エンジンブロックとシリンダーヘッドの間にあるガスケット(パッキン)が劣化して、オイルや冷却水が混ざってしまう故障のことです。
主な症状としては、以下のようなものがあります。
- オーバーヒートを繰り返す
- エンジンオイルが乳白色になる(乳化)
- 白煙が出る・排気が甘い匂いになる
- エンジンチェックランプが点灯する
放置するとエンジンが焼き付いたり、最悪の場合は走行不能になることもあるため、早めの判断が大切です。
②査定で減額される理由
ガスケット抜けはエンジンを分解・修理しなければならないため、修理費用が非常に高額です。
査定時には「修理コストが高い=再販が難しい」と判断され、減額の対象になります。
ただし、減額の幅は状態と車種によって大きく異なります。
軽度(オーバーヒート一度・オイル乳化のみ)の場合は小幅な減額で済みますが、重度(圧縮抜け・エンジン焼き付き)は大幅なマイナスです。
③減額の目安はいくらくらい?
ガスケット抜けによる減額幅は、おおよそ以下の通りです。
| 故障の状態 | 想定される減額幅 |
|---|---|
| 軽度(オイル乳化・チェックランプ点灯のみ) | −5〜10万円 |
| 中度(オーバーヒート数回・冷却水漏れ) | −10〜25万円 |
| 重度(圧縮抜け・走行不能) | −30〜50万円 |
ただし、プリウス・フィット・アクアなどの人気車種は、部品単体でも需要があるため、減額幅が比較的少ない傾向にあります。
また、ディーラーでは査定ゼロでも、故障車専門業者なら値がつくケースも多いです。
つまり、ガスケット抜けの車も、“売る先を選べば”しっかりと価値を残せるということです。
修理と売却どちらが得?費用比較で見る最適な選択

ガスケット抜けが発覚したときにまず悩むのが、「修理するか、それとも売るか?」という判断ですよね。
結論から言うと、ほとんどのケースで修理より売却のほうが得です。
ここでは、実際の費用感を比較してみましょう。
①修理費用の相場
ガスケット抜けを修理するには、エンジンを分解してガスケットを交換する必要があります。
そのため、工賃が高くなり、修理費は次のようになります。
| 車種タイプ | 修理費用の目安 |
|---|---|
| 軽自動車 | 約10〜15万円 |
| コンパクトカー | 約15〜25万円 |
| 普通車(2,000ccクラス) | 約25〜40万円 |
| 輸入車・ハイブリッド | 約40〜60万円以上 |
エンジン自体のオーバーホールが必要な場合は、さらに費用がかかることもあります。
正直、車の年式や走行距離によっては、修理費が車の価値を超えてしまうことも少なくありません。
②修理後の査定額は上がる?
「修理すれば査定が上がるのでは?」と思うかもしれませんが、実際はそうとは限りません。
というのも、修理後でも「エンジン修理歴あり」としてマイナス評価になるケースがあるからです。
また、修理費用の分だけ査定が上乗せされるわけでもありません。
例えば、修理に25万円かけても査定額が15万円アップでは、結果的に10万円損ということになります。
③現状のまま売る方が得な理由
故障車専門の買取業者であれば、修理前提で査定してくれるため、修理費をかけずに済みます。
専門業者はエンジンのリビルドやパーツ再利用を自社で行えるため、修理費を差し引かずに買い取れるのが強みです。
ディーラーや中古車店では「修理コストが高い=価値なし」と判断されがちですが、専門業者なら部品単体の価値で査定します。
つまり、修理して乗り続けるよりも、現状のまま早めに査定して売る方がトータルで得なんです。
ガスケット抜けが発覚した時点で、まずは「修理見積もり」と「買取査定」を比較してみてください。
多くのケースで、「修理せず売ったほうがプラスだった」という結果になります。
ガスケット抜け車を高く売るためのコツ3つ

ガスケット抜けを起こした車でも、売り方を工夫すれば高く売ることができます。
ここでは、修理せずにできる“査定アップのコツ”を3つ紹介します。
①修理せず現状で査定に出す
ガスケット抜けの修理は高額なので、修理せずに現状で売るのが得策です。
ディーラーでは「エンジン修理が必要=価値なし」と判断されがちですが、故障車専門業者なら“そのままの状態”でも価値をつけてくれます。
修理に25万円かけても査定が20万円しか上がらないなら、むしろ修理しないほうが賢明です。
専門業者は自社でリビルド(再生修理)を行えるため、修理コストを抑えて再販できる=高く買い取れる仕組みです。
「壊れたままじゃ無理かも」と思っても、まずは現状で査定を受けてみてください。
②複数の業者に査定を依頼する
査定額を上げるには、複数業者の比較が絶対に必要です。
ガスケット抜けのようなエンジントラブル車は、業者ごとに評価基準が大きく違うからです。
例えば、A社では5万円でもB社では15万円、C社では「部品取り前提で20万円」ということもあります。
故障車を専門に扱う業者は「エンジン以外の部品価値」や「海外輸出ルート」で利益を出せるため、その分高く査定できるのです。
一括査定サービスを利用すれば、数分で複数社の金額を比較でき、交渉もスムーズに進められます。
③故障車専門業者を選ぶ
一番のポイントは、故障車専門の買取業者を選ぶこと。
一般の中古車店やディーラーは「修理が必要な車=リスク」と見なし、極端に安く査定します。
一方、専門業者は自社で整備工場を持ち、エンジン修理やパーツ再販を行っているため、再販ルートを前提に高値をつけることができます。
また、無料でレッカー引き取りしてくれる業者も多く、動かない車でも安心です。
ガスケット抜け車を高く売るコツは、“修理しない・比べる・専門業者を選ぶ”の3ステップに尽きます。
この3つを意識するだけで、査定額が数万円〜十数万円変わることもあります。
修理見積もりを見る前に、まずは査定を取ってみてくださいね。
売却前にチェックすべき注意点

ガスケット抜け車を売却する前に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。
ちょっとした準備や心構えで、査定額や手続きのスムーズさが大きく変わります。
①走行可能かどうかを確認する
まずは、その車が「自走できるかどうか」をチェックしましょう。
ガスケット抜けの初期段階であれば、オーバーヒートに注意しながら走行できる場合もあります。
しかし、オイルや冷却水が混ざって白煙が出るほど進行していると、走行するとエンジン焼き付きを起こすリスクが高いです。
この場合は無理に動かさず、レッカー無料対応の買取業者を選ぶのが安全です。
自走できるかどうかで査定額に差はありますが、専門業者なら走行不能でも十分価値をつけてくれます。
②故障内容を正直に伝える
査定の際は、EGRやターボと違ってガスケット抜けは隠せない故障です。
エンジン音、排気の色、オイルの状態で一目瞭然なので、正直に症状を伝えたほうが信頼されます。
「冷却水が減る」「白煙が出る」「修理工場でガスケット抜けと言われた」など、具体的に伝えると査定がスムーズです。
また、整備記録簿や修理見積もりがあれば提出することで、減額を最小限にできます。
③無料引き取りの有無を確認する
ガスケット抜け車は走行不能のケースも多く、レッカー移動が必要になることがあります。
このとき、引き取り費用が無料かどうかを確認しておくと安心です。
一般的な中古車買取店では、引き取り費として1〜3万円の減額になることがあります。
しかし、故障車専門業者なら全国無料で対応してくれる場合が多く、引き取り費を気にせず売却できます。
出張査定や即日現金化にも対応している業者を選べば、スピーディーに手続きが進みます。
この3つを押さえておけば、ガスケット抜けでもトラブルなくスムーズに売却が可能です。
焦らず、状態を正確に伝え、引き取り条件を確認することが、安心取引のコツです。
まとめ|ガスケット抜けでも査定ゼロは避けられる!

| チェックポイント | 内容 |
|---|---|
| ①修理せずに現状で売る | 修理費をかけるより、そのまま売却した方が得 |
| ②複数業者で比較 | 業者ごとに査定基準が異なるため、比較で数万円変わる |
| ③専門業者を選ぶ | 故障車専門業者はパーツや海外需要を加味して高く買う |
| ④無料引き取りを確認 | レッカー費用が無料なら減額リスクを防げる |
ガスケット抜けは重度のエンジントラブルですが、「査定ゼロ=廃車確定」ではありません。
人気車種やまだ年式の新しい車なら、パーツ価値や再販ルートを評価してもらえるため、意外と高値がつくこともあります。
修理費は15〜40万円かかることが多いですが、修理しても査定額が大きく上がらないため、現状のまま売る方が経済的です。
また、故障車専門業者なら、走行不能でも無料で引き取り対応してくれ、即日現金化が可能なところもあります。
ディーラーで「値段がつかない」と言われた方でも、諦める必要はありません。
ガスケット抜け車でも、売り方と業者選び次第で価値を取り戻すことができます。
修理に出す前に、一度だけ査定を受けてみてください。
思っていた以上の価格がつくかもしれませんよ。
車の売却で損しないためには第一歩が大事



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