「エンジンオイルが乳化してますね」と言われてドキッとしたこと、ありませんか?
オイルが白く濁ったり、マヨネーズ状になったりしていると、エンジンが壊れているのでは?と不安になりますよね。
でも安心してください。軽度の乳化なら、車はまだ十分に走れますし、査定で売ることも可能です。
この記事では、エンジンオイルの乳化が査定にどんな影響を与えるのか、減額の目安、高く売るための方法までわかりやすく解説します。
「修理すべきか、それとも売るべきか」で悩んでいる方に、きっと参考になるはずです。
車を売るときって、つい近くの買取店1社だけで査定してもらって、そのまま決めちゃう人が多いんですよね。
でも実はそれ、けっこう損している可能性があります。
買取店ごとに「得意な車種」や「販売ルート」が違うので、同じ車でも査定額が数万円~50万円以上変わることも普通にあります。
だからこそ 一括査定で複数の業者から見積もりを取るのが、損しない売り方。
手間も少なく、条件の良いところを選ぶだけでOKです。
私も実際にやってみて「こんなに違うの?」と驚きました。
エンジンオイル乳化でも売れる?査定への影響と減額の実態
「オイルが乳化してる」と言われると、もう売れないのでは?と思ってしまいますよね。
でも実は、軽度の乳化なら査定額への影響はそこまで大きくありません。
査定士は“故障の深刻度”を見て判断します。
①エンジンオイル乳化とはどんな状態?
エンジンオイル乳化とは、オイルが白く濁ったり泡立ったりしている状態です。
これは、水分がオイル内に混ざることで起こる現象で、エンジン内部の温度変化や結露が原因のこともあります。
軽度なら問題ありませんが、冷却水漏れ(ヘッドガスケット不良など)が原因だと重度のトラブルになります。
②放置すると起こるトラブル
軽度の乳化を放置すると、オイルの潤滑性能が落ち、エンジン内部の摩耗が進みます。
重度の場合はエンジン焼き付きにつながるリスクも。
ただし、査定では「走行に支障があるかどうか」が最も重要視されます。
③査定士がチェックするポイント
査定士は、エンジンオイルキャップの裏やオイルの色・粘度をチェックします。
乳化していてもエンジン音が正常で、走行に問題がなければ減額は軽微です。
むしろ「整備が必要だが走れる」状態なら、買取対象として評価されます。
④どんな場合に減額されるのか
減額が大きくなるのは、冷却水が混入しているケースやオーバーヒート歴がある場合です。
その場合、査定額は5〜10万円ほど下がることも。
一方で軽度の結露や短距離走行が原因の乳化なら1〜3万円程度の減額にとどまります。
つまり、走行できるうちに査定に出すのがベストなんです。
エンジンオイル乳化車の体験談・口コミ
実際に「エンジンオイルが乳化している」と診断された人たちは、どんな判断をしたのでしょうか?
修理するか、売るか──リアルな体験談を聞くことで、より現実的な判断ができます。
①「修理せず売って正解だった」実例
「整備工場で“オイルが白く濁ってます”と言われましたが、走行には問題なし。修理費が7万円と言われて悩みましたが、そのまま査定に出したら思ったより高く売れました!」(40代男性・トヨタ)
→ 軽度の乳化であれば、修理せず売った方が得になるケースが多いようです。
②「ディーラーより高く買い取ってもらえた」体験談
「ディーラーでは“エンジン内部トラブルがある”と言われ査定がほぼゼロ。でも、買取店では“軽度の乳化なら問題ないです”と高値をつけてくれました。」(30代女性・ホンダ)
→ 業者によって判断が全く違うため、複数査定は本当に大事ですね。
③「思ったより減額されなかった」口コミ
「エンジン音は普通で走行も問題なし。乳化があると伝えたけど、減額は2万円ほどだけでした。」(50代男性・スズキ)
→ このように、軽度の乳化は査定への影響が少ないことが多いです。
④ユーザーの声からわかる共通点
どの体験談にも共通するのは、「走行できるうちに売った方が得だった」という点。
修理費をかけるより、現状のまま査定に出す方がコスパがいいんです。
つまり、早めの売却が最も賢い選択ということですね。
エンジンオイル乳化の原因と修理費用
エンジンオイルが乳化すると、見た目にも「これはヤバいかも」と不安になりますよね。
でも、すべての乳化=重大トラブルではありません。
まずは原因を知り、修理費と査定のバランスを見て判断するのが大切です。
①なぜオイルが乳化するのか
主な原因は3つあります。
- 短距離走行が多く、水分がオイル内で蒸発しない
- 寒冷地などで結露が発生しやすい環境
- 冷却水が混入している(ヘッドガスケット不良など)
軽度なら自然現象ですが、冷却水混入タイプは要注意。
放置するとエンジンにダメージを与える可能性があります。
②修理費の相場
オイル乳化の修理費は原因によって大きく異なります。
| 原因 | 修理費の目安 |
|---|---|
| 軽度(結露・短距離走行) | 0〜3,000円(オイル交換のみ) |
| 中度(冷却水混入疑い) | 3〜5万円(パッキン交換など) |
| 重度(ヘッドガスケット不良) | 8〜15万円(エンジン分解修理) |
つまり、修理費が高くなるほど「修理せず売る」選択が現実的になります。
③修理しても得にならないケース
年式が古い、または走行距離が10万kmを超えている車では、修理しても査定アップは見込めません。
修理費を払っても、査定額が上がるわけではないため、結果的に損をすることが多いです。
④査定とのバランスを見極めるコツ
判断のポイントは、「修理費 > 減額幅」かどうか。
修理費が高い場合は、迷わず売却を優先した方が得です。
一方、軽度の乳化でオイル交換だけで済む場合は、そのまま走行してから査定へ出すのもアリ。
状況を正しく見極めて行動することが、最も大切です。
減額を防いで高く売るための3つの戦略
エンジンオイルの乳化があっても、売り方次第で査定額は大きく変わります。
「どうせ減額される」と諦めるのは早いです。
ここでは、少しでも高く売るための3つの実践的な戦略を紹介します。
①複数査定を比較して競わせる
最も簡単で確実なのが、複数の買取業者に査定してもらうこと。
同じ車でも業者によって評価基準が違うため、3〜10万円の差が出ることも珍しくありません。
特に、オイル乳化のような軽度の不具合は、業者によって“許容範囲”のラインが異なるんです。
面倒でも、最低でも3社は比較してみましょう。
結果的に“競争”が起きて高値で買い取られる可能性が高くなります。
②故障車専門の買取業者を使う
普通の中古車販売店だと「故障歴あり」として大幅減額になるケースが多いです。
ですが、故障車専門の業者なら違います。
エンジン系のトラブル車を「部品取り車」や「海外輸出用」として再利用するルートを持っているため、
走行できる状態ならむしろ高値がつくことも。
重度の乳化でも「修理せずに売れる」可能性が高いのが強みです。
③誠実に現状を伝えて信頼を得る
「乳化していることを隠した方がいいのでは?」と考える人もいますが、それは逆効果です。
査定士はプロ。音やオイルの状態で一発で見抜きます。
むしろ、「整備士に乳化を指摘されました」と正直に話すことで、
誠実な印象を与え、減額を防ぐことができます。
“正直さ”は査定アップの隠れた武器なんです。
売却時の注意点とトラブルを防ぐコツ
いざ売るとなったとき、焦って手続きを進めると後でトラブルになることもあります。
ここでは、安心して車を売るための注意点をまとめました。
①契約書に「現状販売」の明記を確認
売却契約書をよく見ると、「現状販売」と書かれている場合があります。
この記載があると、売却後にオイル乳化が原因でトラブルが起きても、
あなたの責任にはなりません。
反対に、この文言がない場合は「故障を隠していた」と誤解される恐れもあります。
契約前に必ず内容を確認して、疑問があれば質問しておきましょう。
②故障箇所を隠さず伝える
オイル乳化の状態を隠そうとすると、後でトラブルにつながる可能性があります。
査定士はすぐに状態を見抜くので、最初から正直に伝えた方が結果的に有利です。
「整備士にオイル乳化を指摘されました」と一言添えるだけで、誠実な印象を与えられます。
結果的に、減額を最小限に抑えられることも多いですよ。
③引き渡し前に写真で記録しておく
引き渡し前には、車体の外装・内装・メーター部分をスマホで撮影しておきましょう。
こうすることで、引き渡し後の「傷があった」「オイル漏れしてた」などの
トラブルを防げます。
また、軽く洗車や車内清掃をしておくと印象もアップ。
ほんの10分の準備でトラブル防止にも査定アップにもつながります。
まとめ|エンジンオイル乳化車でも売却可能!減額を最小限にする方法
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ①修理より査定を優先する | 軽度の乳化は修理費より売却を優先した方が得 |
| ②走行できるうちに査定へ | 放置すると重症化し、減額が大きくなる |
| ③誠実に現状を伝える | 隠すより正直な説明が査定士の信頼を得る |
| ④複数査定で比較する | 業者ごとの評価差を利用して高値を狙う |
エンジンオイル乳化があるからといって、必ずしも査定が大幅に下がるわけではありません。
実際には、軽度の乳化なら走行に問題がなければ高く買い取られるケースもあります。
「修理してから」ではなく「修理する前に」査定へ出す。
それが減額を最小限に抑える最大のポイントです。
また、複数の業者に査定を依頼すれば、価格競争が起きてより高く売れるチャンスも増えます。
あなたの車も、まだ価値があります。
焦らず正直に、そして早めに動くことで、納得のいく査定が手に入ります。

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